ときのブログ

主に漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の感想を書いていくブログになります。

第309死「タビコとヴェントルー」 感想

こんにちは。とても遅くなってしまいましたが今回も吸血鬼すぐ死ぬの感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

今回は人間靴下コレクションことタビコと古き血の吸血鬼ヴェントルーのお話!

個々の登場回数は多い二人ですが、関係性が明言されていたのが単行本の描き下ろしやアカジャ等ばかりだったので、しっかりとした絡みが本編で見られるのは今回がほぼ初?になります。

冒頭は二人の始まり、退治人としての仕事をこなしていたタビコにヴェントルーが遊び感覚で襲い掛かるとてもシリアスなシーンから始まります。しかしその次のページではタビコが寛ぐ横でエプロンを着けて掃除をこなす家政夫(ヴェントルー)の姿が。

出会った時に自分の靴下を奪われてしまったヴェントルーは、それを人質に取られ通いの家政夫としてタビコにこき使われている毎日を過ごしています。勿論その現状に甘んじている訳では無く、タビコのいない隙に彼女の靴下コレクション塗れの部屋を捜索したりもしているのですが、一向に見つかる気配はありません。

という事は靴下を終始持ち歩いているのでは?そう考えたヴェントルーは外出するタビコの後を尾行します。隙を見せた時を見計らって自分の靴下を取り返そうとするヴェントルーですが、そんな彼の前でタビコは意気揚々と吸血鬼達から靴下を奪っていきます。

サンダーボルトの黒タイツに齧りつき破いて持ち去ったり、「私は始皇帝だ」と叫びながら関羽のコスプレをした吸血鬼から靴下を奪ったり、止めさせようとしたロナルド達の目を眩ませるため新品の靴下をまき散らしたり……改めてやべえなこの人。

ようやく奇行が落ち着き、デパートの屋上で飲み物を飲むタビコ。それまでずっとドン引きしかできなかったヴェントルーはようやくの好機だと思いますが、彼が動くより前にタビコに声をかける人物がいました。

「見つけたぞ人間・靴下コレクション!私の靴下を返してもらおうか!!」

甲冑頭に上下ジャージという格好で、吸血鬼キシドゥーを名乗る彼(彼女?)はタビコに持っていたレイピアで襲いかかります。その攻撃を冷静に躱したタビコは相手を誘う様に動いた後、その吸血鬼の胸ぐらを掴み、何と自分もろともデパートの屋上から身を投げ出してしまいました。

驚き目を見開くヴェントルー。落下するタビコはそんなヴェントルーに顔を向け、ただ一言「ヴェントルー」と呟きます。

ヴェントルーはすぐさまタビコの体を掴み救出。闘い方について喚くヴェントルーに対し、あくまで調子を崩さず自分がリクエストした夕飯の事を聞くタビコ。

結局はタビコのリクエスト通りのギョーザを作り、家政婦としての仕事を全うしてしまったヴェントルーは、泊まっていくかという提案を大声で断りタビコの家を後にしました。

ヴェントルーが去った後で、風呂に入ろうと自らの靴下を脱ぐタビコ。その下に重ね履きされた黒い靴下を見ながら嬉しそうに微笑む所で今回は終わりになります。色々と濃い回だった……

 

次回は一週お休みの後、11月10日発売の第50号から!ギルドメンバーの行き当たりばったりなキャンプ回の様です!楽しみですねーそれではまた!

 

11月16日追記

先生の体調不良により、次の話(310話)は2023年1号(12月1日発売)の掲載となりました。

アニメやらファンブックやら色々あるからでしょうか……これを機にゆっくり休んでほしいですね。