ときのブログ

主に漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の感想を書いていくブログになります。

第322死「ザットデイ・サイド・K」 感想

こんにちは。とても遅くなってしまいましたが、今回も吸血鬼すぐ死ぬの感想を書いていきたいと思います。

※今回、第316死と関連性のあるお話になっています。このブログでも感想を書いているので、よろしければそちらもどうぞ。

 

 

 

 

 

 

今回は締切ギリギリになってオータムの執筆部屋に送られる神在月シンジのシーンから始まります。笑顔でコロッケ工場の説明するクワバラさんこわ……

何とかコロッケの材料になる前に原稿を完成させたシンジはクワバラと一緒に食事をしながら自分の描いている漫画のキャラ『殺し屋忍者』についての話をします。アシスタントの辻田と辻斬りナギリをモデルにした殺し屋忍者。何故その二人を組み合わせたかは作者であるシンジ本人でも明確な理由が分からない様です。クワバラもそこを深く追求する事は無く、最近聞かなくなった辻斬りの犯行の事、ダンピールであるシンジの能力の事、それを増幅させる薬の事等を話しながら食事を終えました。

部屋に戻り、クワバラに言われた通りネームを進めようとしますが、すぐに行き詰ってしまうシンジ。気分転換にと資料の整理を始め、そこでふと先程話していた辻斬りナギリの資料が目に止まりました。一瞬頭に浮かんだ辻田の姿を振り払い、辻斬りの資料を読み進めるシンジ。分かっている被害者に退治人や吸対が多いのは自分の力を誇示したいからなのか、それとも別の理由があるのか。

(辻斬りは…どんな気持ちで)

思考にふけっていたシンジでしたが、その時、ダンピールの能力でとある気配を外に感じ、自ら部屋のドアを開けます。そこに居たのは雨でずぶ濡れのアシスタント辻田の姿。シンジは驚き彼を部屋に上げようとしますが、彼はそれを無視し、俯きながら一人で喋ります。シンジに対してというより、彼自身に言い聞かせる様なその言葉を聞き終えたシンジは躊躇いながらも彼にある言葉を投げかけました。

「…も 戻って 戻ったその場所に 君は本当に居たいのかい?」

その瞬間、辻田は踵を返しその場から走って逃げだします。シンジはダンピールの力を増幅させる薬を手に取り、慌ててその姿を追いかけますが、すぐに見失ってしまいました。

雨上がりの新横浜の町の中、息を切らせながら俯き、一人悪態をつくシンジの姿で今回は終わりになります。

 

 

 

しんどっ……!!(二か月ぶりのしんどさ)

あの時、ちゃんと追いかけてくれてたんだという感動と届かない手のしんどさよ……早くカンタロウやシンジの手が今のナギリにちゃんと届いて欲しい……

 

 

 

 

 

次回からは少し休載を挟み、連載再開は第24号(5月11日発売)から!!

アニメ二期も終わってしまって寂しいですが、楽しみに待ちたいですね!それではまた!