ときのブログ

主に漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の感想を書いていくブログになります。

第323死「えーとあーしてどーしたら」 感想

お久しぶりです。今回も吸血鬼すぐ死ぬの感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

巻頭カラーは(変態)吸血鬼達の楽しそうな姿。後ろにロナルド達の姿もあるので、これからぶっ飛ばされるのでしょうか。それよりもY談波の餌食になってしまいそうですけど。

本編はまたまた締め切りに追われ泣き喚く作家ロナルドから始まります。そうなる前にやっとけと思うけど、ギリギリにならないと出来ない気持ちもすごく分かる……

そんなロナルドの目に止まった『シンヨコハマAI』についての記事。新横浜だけで使えるとてもローカルな物ですが、大量のテキストデータを元に学習し、自然な会話、文章の作成等を行えるというそれにロナルドは執筆を手伝ってもらう事にしました。

しかしこのシンヨコハマAI……何と納期が間に合わず、代わりにごく普通のおじさん(課長職、妻子有)が入ってAIのフリをしている現状。

何も知らないロナルドはAIおじさんと筆談を始めるのですが……追い詰められたロナルドの丸投げ具合がまあ酷い。ネタに詰まっているからとはいえ、AIにほぼ最初の展開から創造させようとし、おじさんがいい繋ぎの文章を考えてもその先を更に創ってもらう様に誘導していきます。あなたの自伝小説でしょ!?

更にはおじさんが作中に格好いい巨大な敵を出そうとした意図がロナルドに誤って伝わり、鼻がドリルのように尖った敵がペットショップで買った象と熱い絆と結ばれる話が出来上がりかけてしまいました。

どうにか軌道修正しようしたおじさんはここで2時間かけてとある行動を起こします。それはロナルドの自書、ロナルドウォー戦記を実際に読み、その感想をロナルドへと伝える事。

「AIはあくまで補助ツール…あなたはあなた自身で物語を作る それでこそ“ロナルドウォー戦記”は生まれるのではないでしょうか?」

作品の面白さを語りながらそう続けられたおじさんの言葉にロナルドは涙を流しながら頑張る事を決意しました。

 

その後、本物のシンヨコハマAIが出来た事によりAIとしての役目を終えたおじさんは、仕事の傍ら自ら体験したAIおじさんとしての物語を語り継ぐ吟遊詩人となり、ロナルドは無事締め切りを破って亜空間に連れ去られた所で今回は終わりとなります。

 

 

 

 

 

 

長期休載は寂しいですが、先生の体調が第一ですもんね……先生ゆっくり休んでください!また再開したら引き続きブログを更新していきたいと思います!それではまた!