ときのブログ

主に漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の感想を書いていくブログになります。

第288死「吸血鬼マナー違反VSマナー講師」 感想

こんにちは。とても遅くなってしまいましたが、今回も吸血鬼すぐ死ぬの感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

今回は冒頭からまるで脱稿明けテンションの時の様なロナルドが事務所に帰ってきます。しかしどうやら彼だけでは無く町の住民やヒナイチ等、皆がおかしくなっている模様。

そこに姿を現したのは『吸血鬼マナー講師』すごい!知的で美人でちょっとエッチなお姉さんの具現化みたいな見た目してる……!!本当、申し訳ないんですが最初見た時から最後まで本当そればっか思ってました。眼鏡も綺麗にまとめた黒髪ロングも黒タイツも素敵だと思います。

彼女の能力は新たなマナーを作る事。効果範囲や強制力も考えると結構すごい能力の筈なのに、それで最初に作るマナーが『あいさつの際のドンツクドンドン踊り』っていうのがとても新横浜の吸血鬼って感じですね。

とりあえず退治しようとするロナルド達ですが『退治の際はスーツを着用しなければいけない』『名刺交換』『吸血鬼に面接を受けて退治の許可を得る事』等の新マナーを次々追加され、思うように出来ません。(ここでロナルドがまともなスーツ一着も持っていないという事実が判明したの個人的に嬉しかったです。高校卒業後すぐに退治人修行してたらそりゃ持ってないかもね………)

そんな時姿を現したのはお馴染み吸血鬼マナー違反!元々マナーを破る事が生きがいの彼は新マナーを悉く無視し、彼女を翻弄。最近周りに振り回され気味だった彼ですが、今回はとても生き生きしている気がします。

マナー違反にマナーを守らせるため、あらゆる手を尽くすマナー講師。しかし、その過程でうっかり自ら車道に飛び出し大型トラックに轢かれそうになってしまいます。そんな彼女の危機をグールを使って助けるマナー違反。

「マナーに従わなきゃいけない理由を知ってるか?」

「“従わないとみんなが困ったり危なかったりするから”さ!」

「“従うこと”で皆が困ったり危なかったりするモノは…そもそもマナーじゃないんだよ!!」

『社会人たるもの車道を歩くこと』という新ルールをつけ足した彼女に対しての素晴らしい正論ですが、それを分かった上で日頃からマナーを破っていると堂々と宣言するマナー違反。そんな最低な彼の姿を前に、何とマナー講師は頬を赤らめて「好き…!!」と呟きました。

実はマナー講師は以前からマナー違反に憧れており、彼に近付くために努力で能力を身につけたらしいのです。もっと他の方法があったと思いますが。

そんな彼女が想いを込めて渡した名刺を足の生えたツルの形に折ってしまうマナー違反。そんな彼だからこそ憧れ、これからもその背中を追い続ける事を決意したマナー講師をようやく退治出来た所で今回は終わりになります。……マナー講師、見た目だけは本当に真面目そうで綺麗なお姉さんなのにな……

 

次週は祝日でチャンピオンはお休み。次号は5月12日(木)発売です!それではまた!