ときのブログ

主に漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の感想を書いていくブログになります。

第275死 「すぐ死ぬクソバカ三国志」 感想

あけましておめでとうございます。今年も吸血鬼すぐ死ぬの感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

今週はドラルクがいない、休業日の事務所から話が始まります。休みの間に溜まっている雑務を片付けようとしていたロナルドの元に遊びにやって来るいつもの三人(武々夫、ショット、マナー違反)。追い返そうと怒鳴るロナルドですが、武々夫に「じゃあもう二度とみんなが遊びに来なくなっちゃうこと想像してみて?」と言われそれだけで泣いてしまいます。とても可愛い。

そんな問答をしていると事務所のドアがノックされ、休業日だけれども急ぎの用なら……というロナルドの言葉を最後まで待たずにドアが開かれます。

そこに立っていたのは青竜刀を持ち、いかにもな格好をし、自らを関羽だと名乗る吸血鬼でした。

まさか歴史上の関羽は人間では無く吸血鬼だったのか?と驚く一同にすぐさまただの関羽のファンだと名乗り直す男。そして持っていた青竜刀を振り回して、皆を自分の催眠能力で作り出した世界、絵に描いた様な中国に閉じ込めます。そこを脱出する方法は一つ、男と一緒に三国志を演じきる事。

つまり男は誰かと一緒に三国志ごっこをやりたいが為に事務所まで押し入ってきたはた迷惑な吸血鬼でした。暴力で追い返そうとしても相手の催眠下では勝てない一行は仕方なく三国志を演じきる事にします。

そうして始まった三国志ごっこですが、関羽ファンの男を含めた皆が三国志について朧気な知識しかないせい(マナー違反除く)で、どんどんと話が別物になっていきます。(三顧の礼の前に諸葛亮が仲間になっていたり、呉を建てた人物の名前が最後まで出てこなかったり、連環の計が兵士の鎖かたびらの輪っかを繋げてしまう事になったり等々)それでも知恵を出し合い、力で解決する部分の殆どを関羽に任せ、なんとか三国志を続けていった結果、最後には関羽が天下統一し、三国皇帝関羽が誕生した所でようやく催眠が解け、一行は元の世界に戻る事が出来ました。

「途中から絶対これ違うと思っていたが…なんか…なんか楽しかった」

そう礼を言い、事務所から去って行こうとする関羽のファンをロナルドが一発殴る所で今回は終わりになります。個人的には誰よりも三国志を知っているが故に何も言えずに終始硬直しているマナー違反君が可愛かったです。

 

 

 

 

19巻発売おめでとうございます!

童話パロや魔法少女、畏怖畏怖クラブなど、一度は読んだ事のある本編もどれもとても楽しかったのですが、嘘予告ロナルドが美しすぎて喉から変な声が出ました。嘘だろ……?いや、嘘なんだけど、こんなん性癖歪んでしまう……カバー裏ではへんなの一家や死のゲームや畏怖畏怖クラブの皆さんについての説明なども書かれているので、気になった方は是非コミックスを購入してみてください!それでは!