ときのブログ

主に漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の感想を書いていくブログになります。

第283死「本当はなかった畏怖い話選手権」 感想

こんばんは。今回も遅くなってしまいましたが、吸血鬼すぐ死ぬの感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

今回は夜の新横浜第一公園から話が始まります。そこには吸血鬼下半身透明、吸血鬼ゲームセンター荒らし、そして第120死で初登場し,実に163話ぶりにまともに本編に登場する吸血鬼フィアスコの三人が居ました。フィアスコさん、初登場時はゲームメーカーという二つ名を持った危険度Aランクの吸血鬼として登場していたのに……アカジャ等からの情報で今は古き血の吸血鬼エルダーの世話になっているのは判明していましたが、どうやら順調?にヌーチューバーとなっている様です。そんなフィアスコが他の二人に話を切り出しました。

「もしもの話 ifの話なんだが…私が強大な念動力を持ってたとするだろ…?」

二人に許可を得ながらフィアスコは自らの考える畏怖いもしもの話を続けます。

強大な念動力を持つフィアスコは様々な追っ手の手から逃れながら世界を放浪し、ある時地球に降ってきた巨大隕石を一人で消滅させ、人類から恐れられながらもイフちゃんという謎のヒロインにだけは最後まで着いてきてくれる……

展開の良すぎる妄想話を終えたフィアスコにツッコミを入れながらも、他の二人も自分が考えるもしもの畏怖い話を語り始めます。

下半身透明は全身を透明に出来る様になったという想定の上でその能力を使って自分のお化け屋敷に来た強盗を格好良く一網打尽にするという妄想話。

ゲームセンター荒らしは自分がやり込んでいるソシャゲの世界がある朝現実の物となっているという世界そのものを改変してしまう妄想話。

お互いの話の都合の良さにツッコミを入れる三人でしたが、ふと現実の自分に何の能力も無いのだという事を改めて実感してしまい落ち込むフィアスコ。しかし、ゲームセンター荒らしの言葉によって次第に元気を取り戻していきます。

「俺たちには能力が無いんじゃない まだ目覚めていないだけだ!いつか本当にスゴい能力を手にする夜だって来る!!」

そして、その能力で退治人達とやり合う事。それが吸血鬼にとって一番の畏怖だ!と意気込む三人の前に突如耳からくさいスライムをまき散らす吸血鬼のジジイが現れます。そしてそんなジジイを止める為に丸出しの乳首から雷を放つ吸血鬼サンダーボルト。更にはタピオカを操る能力を使って移動販売をしているイシカナやいつもの様にY談を言わせるY談おじさん。

そんな個性豊かな能力を持つ吸血鬼達を目にした三人が、互いに顔を見合わせてある一つの結論に達した所で今回は終わりになります。

 

『能力は下手にあるよか無いほうがマシ』

 

 

 

次回は王子(プリンス)センターカラー&描き下ろしラバーコースターの応募者全員サービスがあるとの事ですが、果たしてプリンスとは一体誰なのでしょうか……?