ときのブログ

主に漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の感想を書いていくブログになります。

第282死「クッキーとパジャマとシンヨコの夜、ガールズトーク」 感想

こんにちは。遅くなってしまいましたが、今週も吸血鬼すぐ死ぬの感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

今回は、何と前回のセンターカラー二人のお話です。あの可愛い恰好は撮影の為だけの物かな?と思っていましたが、どうやら違う様ですね。

ロナルドに会いに(ドラルクの原稿の進捗を見に)事務所にやって来たサンズでしたが、先輩であるフクマによってロナルドとドラルクが目の前で亜空間に連れ込まれてしまい、残ったのはもぬけの殻となった事務所。そこに突然床下からヒナイチが登場しました。ヒナイチは事務所の住人達が居ない事も気にせず、勝手におやつを食べて待とうとし始めます。そんなヒナイチに口調荒く真っ当な正論の突っ込みを入れるサンズ。オータム、社会人としての礼儀とかは結構しっかりしてるんだよなあ……

するとヒナイチがいつの間にか吸対の制服からパジャマに着替えており、更に怒るサンズ。しかしすぐにサンズの着ていたスーツも猫の着ぐるみパジャマへと早変わりしてしまいました。一体誰が……と驚く二人に話しかけたのは、久しぶりの登場となる吸血鬼パジャマパーティーでした。この子個人的に大好きなのでとても嬉しいです。

「ボクと一緒に来てパジャマガールズトークバトルに出て欲しい…!!」

真剣な彼(性別は不明ですが、一応一人称が僕なので彼にします)に促されるままとあるビルに向かうと、パジャマ姿のマリア、ターちゃん、恨み言を呟くアベックにく美、そして彼の双子のきょうだいである吸血鬼パジャマピーポーとその仲間達が居ました。

どうやら彼らは様々な場所で女の子をスカウトしては、文字通りパジャマ姿でガールズトーク力を競わせるという何でそんな事してんの?というバトルを何度も繰り広げているらしいのです。半ば無理矢理集められたメンバーではありましたが、仕方なくバトルをする事になった一同。ルールすら分からず戸惑っていると、相手チームの一人がサンズのパジャマを可愛いと褒め始めます。

それに合わせて旗を上げ、先制点を告げるオジサン【女子会話清聴屋三代目聴ノ介】

パジャマガールズトークバトルの審判という絶対に今回位しか出番の無さそうなオジサンにしっかりと名前と設定が付いているの、流石この漫画だなぁと思ってしまいました。

そんな審判の採点を見た一同は何となくですがこの戦いのルールを理解し始めます。

上手く会話を繋げ、時には自分から話しやすい話題を出したり相手をフォローしたり褒めたり……楽しくガールズなトークをすればいい。それが分かった一同は頑張ってガールズトークを始めますが、自分達の日常(マイクロビキニや亜空間)がとても話しやすい内容だとは思えずに上手く会話を続ける事が出来ません。そんな時、一度相手の攻撃を受けてから沈黙したままだったにく美がパジャマパーティーを殴りながら会話に加わってきます。

「トイレにウンコ詰まった話してもガールはガールだろうがよ!!!」という彼女の言葉にヒナイチは気付きます。

「私達はガールなんだ!ならビキニ退治も編集会議もY談も…全部ガールズトークじゃないか!!!」

そうして一同は自分の日常的な話を相手にぶつけ始めます。すると今まで相手を気遣ったり可愛い話ばかりしてきた相手からも、段々と素の部分が見え始めてきました。パジャマパーティーの理想とするゆるふわなトークとは違った、それでも熱の籠ったガールズトークを始めた一同でしたが、流石に黒塗りの伏字だらけの悪口を並べるにく美のトークには審判も止めに入りました。

結局バトルはうやむやに終わり、双子は子供の様な喧嘩をしたままでしたが、相手チームを含めたガールズ達は皆で参加賞のスパチケットの話をしながら仲良く帰路についたところで所で今回は終わりになります。

 

吸死の世界で双子って珍しいよなーとか思いながら読んでいた今回。二人共とても可愛いのでまたバトルして欲しいし、バトル関係無くてもガールズ達は定期的に遊びに行ったりして欲しいなぁと思う回でした。

 

 

 

 

 

 

来週は遂に20巻発売です!!表紙を見た時、とらのあなの特典内容を見た時、どちらも一瞬呼吸止まりました。背中合わせ……高校デビュー……

このブログで感想を書いた回も収録され始めますので、出来れば描き下ろし部分等の感想を含めたまとめ記事も書いていきたいと思います!それでは!