ときのブログ

主に漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の感想を書いていくブログになります。

第276死 「吸血鬼退治人ロナルド対部屋に入ってきた変なオッサン」 感想

こんにちは。今回も吸血鬼すぐ死ぬの感想を書いて行きたいと思います。

 

 

 

 

今回は(少し人の形をやめかけている)フクマさんに見守られながら、ロナルドが何とか原稿を終えた所から始まります。(原稿を受け取った時の笑顔、最高に素敵ですねフクマさん)徹夜で執筆をしていたロナルドですが、今日はどうやらどうしても観たい番組があるようで、そのまま住居スペースのテレビへと向かいます。

 

「ワハハハ俺は吸血鬼一体化テレビ」

なんということでしょう。いつの間にか事務所のテレビは不法侵入した吸血鬼と融合し、首から上がテレビのモニターと化した変なオッサンがそこには居ました。

 

大きな声で名乗る男に拳を振るうロナルドですが、男は自分に何かあれば一体化したテレビも無事では済まないとロナルドを止めます。

それならばと僅か3コマで新しいテレビを買ってきたロナルドは再び拳を振るいます。「いいか!?俺は暴力を行使してんだぞ!!」「殴ったら終われや!!!」と叫ぶロナルドですが結局暴力で解決する事は出来ず、男の話を聞く羽目になってしまいました。

男の願いは自分が作った番組を他人に見てもらう事。

5秒だけでもいいから!と頼みこんで始まった映像は教育テレビの怖いアニメ(恐らくこれ)に絵柄が似ているという理由でロナルドにすぐ停止させられてしまいますが、男はひたすらに粘って何とか映像を見させようとしてきます。

そしてエッチなシーンもあるという男の言葉に乗り、そのシーンだけ観る事になるのですが、そこでロナルドが真面目な顔で語り始めます。

「今の俺にはエッチなシーンを見る心の力が足りていない」「エッチには能動のエッチと受動のエッチがあるんだよ」「受動のエッチはあらかじめエッチだぜ!!という気合を入れて臨まなければ俺のほうが飲まれかねない」

ここ、吸血鬼の男が思わず突っ込んでしまう程本当に何言ってるんだのオンパレードで最高に面白い部分でした。今回徹夜明けの割に普段通りだなーロナルド、と思っていましたが、やっぱり疲れてるなこれ。

「俺だけじゃ受け止めきれねえ共にエッチに立ち向かう仲間が必要だ」

そして急な招集にも関わらず事務所に来てくれたサテツ、ショット、へんなのと叩き起こされたドラルクと共に問題のシーンを視聴しますが、結局エッチかどうかは微妙だった模様。シーツの動きを餅が焼けてるみたいと表現するサテツがいかに食欲中心なのかがよく分かります。

そんな問答をしている内に、ロナルドが観たいテレビの時間が迫ってきてしまいます。慌てて新しいテレビの設定をしようとするロナルドに、男は一体何が観たかったのかをたずねました。

「再放送…トトロの…」

その答えを聞いて男は無言でテレビと分離し、皆(いつの間にか加わるヒナイチ)仲良くソファに座ってトトロを観る所で今回は終わります。いやトトロって、可愛すぎるな。

 

 

次号は残念ながら休載らしいですが、再開のチャンピオン9号(1月27日発売)はセンターカラーで登場らしいです!楽しみですねー!それでは!